軽い、強い、錆びない。三拍子揃った建材です 潮風や酸性雨にも朽ちません
軽さは銅の1/2、強さは鋼と同等です

飛行機の部材にも使用されるチタンは、軽くて丈夫な金属。重さ(比重)は銅の約1/2、鋼やステンレスの約2/3でありながら、鋼とほぼ同等の高い強度を誇ります。構造に対する重量負担が小さいため、屋根材としても好適です。

プラチナに肩を並べる錆びにくさ

チタンの表面には、常温で瞬時に、安定した酸化皮膜が形成されるため、各種の腐食環境において、すぐれた耐食性を備えています。たとえば、海水や潮風に対してはプラチナ並みの錆びにくさを発揮します。しかもステンレス鋼で問題となる応力腐食・孔食・隙間腐食等の心配がありません。

海辺の大規模建築や火山灰対策にも実績

海塩粒子濃度が本土の約4倍という沖縄や、塩害に加え火山灰による被害も大きい鹿児島で高い信頼を得ているほか、海辺における大規模建築・公共建造物に、チタンルーフをはじめ、チタン壁・チタン外装の採用が進んでいます。

建造物の新たな敵、酸性雨にも比類なき耐食性能

地球規模での環境汚染は、建築物にも悪影響を与えていますが、チタンは酸性雨に対しても比類のない耐食性能を発揮します。工業地帯また温泉地などの亜硫酸ガスや硫化水素ガスにも、きわめて丈夫な金属です。


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島根県立美術館
●金属製建材には厳しい、日本海に面した立地の美術館。その大屋根に、比類なき耐食性を誇るチタンを採用
北野天満宮宝物殿
●酸性雨や瓦の釉薬等の影響で、銅屋根に美しい緑青が形成されにくく、腐食しやすくなる事例が見られる中で誕生した、緑青色チタン屋根の代表作