寺社仏閣の金属装飾品加工会社であるアマルメ工芸社が、チタン製鬼瓦を第68回全国建築板金業者京都大会で展示しました。
3つのチタン製鬼瓦が展示され、中央の1つは溶接仕上げ、左右の2つはハゼ組で製作されています。
溶接仕様のチタン製鬼瓦は、日本鐵板がアマルメ工芸社にチタン溶接技術を持つメタルリンク 株式会社/新潟県 (主に4 輪アフター向けチタンマフラー等を製作)を紹介し製作が実現したものです。
寺社仏閣分野で多くのチタン屋根を手がけた屋根施工会社の経営層も次々とブースを訪れ、品質も、コストも、ともにすばらしいとの評価をいただきました。
瓦屋根からチタンに変える場合、(1)鬼瓦を瓦製のもとのままにするか、(2)チタン製で新たに製作するかは、施主も屋根施工会社も、いつも悩む点となっています。
チタンに慣れていない屋根施工会社は(1)を選択する場合もあり、(2)の場合は、屋根施工会社が 自らあるいは業者に委託してチタン製鬼瓦を製作してきました。
そういう中、これらアマルメ製チタン鬼瓦が、自社製作経験のある複数の屋根施工会社から評価を得たことにより、同製品が今後多くの屋根施工業者に使用されてゆくものと期待されます。
また、大きな鬼瓦になると、おそらく同等サイズ瓦のものの10分の1から15分の1程度の重さになることから、チタン製鬼瓦の普及は 軽量化による耐震性向上にもつながることも考えられます。
当日の来場者は約3500人を数え、ブースは大盛況となりました。
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