逆境をバネに、第63回全国建築板金業者青森大会が大盛況
今こそ業界挙げて復興に取り組み、建築板金の真価を発揮
2011年5月17日

2011年5月11、12日の両日、青森市の新青森県総合運動公園「青い森アリーナ」で、第63回全国建築板金業者青森大会が開催されました。

毎年恒例のこの大会も、突然に東日本を襲った未曾有の大震災により、その直後は「つつがなく開催できるのか」といった声も聞かれたようです。
しかし、そんな心配を吹き飛ばすかのように、今こそ自分たちが力を合わせて復興に向けて立ち向かうべきとの総意を結集して無事敢行。全国各都道府県の板金工業組合をはじめ、関連業界のみなさまが多数来訪され、大成功のうちに幕を閉じました。

12日午前に開かれた総会では、まず、全日本板金工業組合連合会理事長であり、地元青森県板金工業組合理事長という要職に長年あたられてきた(いずれも本大会でご勇退)勝又貞治氏が、
「かかる状況の中で、1日も日程を遅らせることなく堂々と開催にこぎ着けられたことは誇るべきことであり、また、同志の絆、組織のありがたさをひしひしと感じる。
今こそ業界の団結力を世に示すときであり、長年の知恵と汗とで培った建築板金業界の真価が問われるときでもある。
業界の新たな第一歩となるべく、力と知恵を結集して、震災からの復興に貢献しよう」
と、高らかに開会宣言。
来賓として臨席された地元青森市の鹿内博市長からも「復興に向けた、歴史的かつ記念すべき大会になる」と、力強い祝辞が贈られました。

また総会では、被災した宮城、岩手、福島、茨城、青森、栃木、千葉各県の板金工業組合に、全国の組合員から寄せられた義援金2600万円が贈呈され、さらには新潟県の組合からも、中越地震の際に支援を受けたお礼にということで120万円が贈られるなど、大会宣言の言葉通りの固い絆を感じる一幕がありました。


がんばれ日本!負けるな東北! 全板青森大会名場面集



被災した県の組合に、全国の仲間たちからの義援金が贈られました

会場全体が1つになって、復興に全力で立ち向かうことを固く決意

さて、当日は天候にも恵まれ、展示会場も大盛況。当社ブースにもたくさんの方々がお越しくださいました。

チタン建材については、震災以降、金属屋根材の中でもとりわけ軽量で耐震性に貢献するということから問い合わせが急増していますが、会場でも例年を上回る高い関心が寄せられ、大会のために用意したパンフレットも早々に品薄気味になるほどでした。
中でも今回は、チタンの感触を改めて自らの手で確かめようとされる施工のプロたちの姿を、非常に多くお見受けしたことが印象的でした。

厳しい試練を克服し、大成功に導かれた大会役員、青森県板金工業組合のみなさまに深く敬服いたしますとともに、被災されたみなさまに改めてお見舞い申し上げます。

弊社ならびにチタン営業室といたしましても、1日でも早い復興のため、安全で安心な建築材料の提供に努めていきたいという思いを強くいたしました。

歓迎のアトラクションに、弊社もグループで協力させていただきました

チタン営業室では、耐震性に貢献するチタン一文字葺きに、応援のメッセージを添えて出展
チタン屋根の耐震性への関心の高さは例年以上
おかげさまでパンフレットも売切御免
チタンの感触を確かめようとする施工のプロたちがひっきりなしに

 
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