恒例の全国板金大会に、
イオンプレーティング・ゴールドチタンの折り鶴が
登場しました。
2010年7月1日

2010年5月13日、石川県金沢市の石川県産業展示館において、第62回全国建築板金業者石川大会が開催されました。
毎年恒例のこの大会では、当社も継続して参加・出展しておりますが、今回は新潟県上越市の有限会社丸山板金から、イオンプレーティングによるゴールドチタンを使用した夫婦鶴の出展があり、来場者や取材に訪れたメディア関係者から熱い注目を集めました。

丸山板金は、金属屋根ほか外壁、雨樋などの工事を幅広く展開する板金のプロ集団。その高い技術力と丁寧な仕事で信頼を築き、また、自社特許によるカーハウス、スノーガードなどの商品開発も手がけられていますが、その傍ら会長の丸山辰雄氏が、平和への願いと若手社員の育成を兼ねて、金属素材による折り鶴の製作に長年来取り組まれてきました。
1羽あたり12のパーツで構成、ダイヤカットによる素材の切り出しや、強度保持のため独自の手法を採り入れたというその折り鶴「まるやまの夫婦鶴」でも2006年に特許を取得、地元上越市を通じて韓国や米国の友好都市にも寄贈されるという実績があります。

なお、折り鶴の製作にあたっては、これまで銅や真鍮ほかさまざまな金属を使用されてきましたが、なかなか納得のできる素材と巡り合えなかったとのこと。
そういう中、新日鐵がイオンプレーティングによるゴールドチタンを開発したとのニュースを知り、期待を大きくしたといいます。
実際に試してみたところ、銅より強度があり、加工性よく傷がつきにくいことが体感できたほか、イオンプレーティング・ゴールドチタンは表面の経年変化がないため、銅のような表面へのクリア塗装も要らないと大満足。「折り鶴に込めた平和の願いを末長く伝えるためにも最適の素材」と高く評価されています。

比類なき耐候性と意匠性、また加工性にすぐれ折り曲げにも強いイオンプレーティング・ゴールドチタン。用途展開においても無限の可能性を秘めています。
建材分野以外でも幅広いトライアルユースが期待され、お客様ニーズとメーカーとをつなぐ商品開発にも注力していきたいと考えています。

有限会社丸山板金
・代表者 丸山雄治
・所在地 〒943-0832
     新潟県上越市大字土橋1078-8
     電話 025-523-3971
     FAX 025-525-6076
・工 場 〒943-0165
     新潟県上越市上島上川原456-1
     電話・FAX 025-526-7612
・E-mail maruban@joetsu.ne.jp
・URL http://web01.joetsu.ne.jp/~maruban/

イオンプレーティングによるゴールドチタンで製作された夫婦鶴

2010年全板大会のポスター

2010年6月29日付「鉄鋼新聞」に掲載された夫婦鶴の記事


 
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