伝統的工法に、また新たな可能性。
チタン平瓦葺採用の寺院屋根が相次いで竣工
2008年3月25日

浅草寺宝蔵門の屋根改修工事で一世を風靡したチタン本瓦葺。
伝統的な本瓦葺さながらの質感と造形がチタン屋根材でも可能となることが実証されましたが、それに引き続き、チタン平瓦葺の実用化にも取り組んでまいりました。

そしてこのほど、チタン平瓦葺を採用した寺院が、東京都品川区および北区において竣工しました。
この新開発のチタン平瓦葺は、瓦6枚分を1ユニットとしてプレス成形したチタン屋根材を使用するため、施工の効率化にも貢献します。
もちろん腐食の心配がなくメンテナンスフリー、実際の平瓦葺に比べ、屋根の大幅な軽量化が可能となります。

本瓦葺と平瓦葺のラインアップにより、伝統的な和風屋根の格調を受け継ぐチタン瓦が、寺院から一般住宅まで、より幅広くご採用いただけるものと期待されます。


■物件データ
東京都品川区C寺院
・設計:株式会社小山工務所
・建設会社:板橋土建興業株式会社
・施工会社:株式会社カナメ
・屋根材製作:ルーフシステム株式会社
・使用材料:アルミナブラスト(AD03)板厚0.4ミリ
・施工面積:約368平方メートル

東京都北区H寺院
・設計:株式会社カナメ
・建設会社:株式会社カナメ
・施工会社:株式会社カナメ
・屋根材製作:ルーフシステム株式会社
・使用材料:アルミナブラスト(AD03)板厚0.4ミリ
・施工面積:約480平方メートル

上3点C寺院、下3点H寺院

 
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