JR函館駅舎のチタン外装でも実績を誇るサンコーリペア株式会社が
自社の社宅・外壁にも新日鐵製チタンを採用
「チタンコンテナ」と呼ばれています
2005年12月12日

 JR函館駅舎・チタン外装の記事でも紹介したサンコーリペア株式会社(北海道札幌市、佐々木直樹社長)では、このほど従業員用の個人住宅を建設。その外壁にも新日鐵製チタンを採用しています。

 同住宅は、1階がコンクリート壁、2階は鉄骨造となっていますが、その外側にチタンを施工することで二重壁とし、また、屋上笠木と2階下端腰水切りの部分にも空気穴を施したチタンを採用、空気を逃して結露を抑える構造としています。

 さらに、正面と裏面の窓回りにもチタンパネルを採用。そのチタンパネルに若干の傾斜を施すことにより、フラットに施工された壁面チタンとは、干渉色による色合いが変化し、微妙なコントラストを醸し出します。
 実際に入居された社員の方からは、「2階のテラスからチタンパネルの色合いの変化をじっくり観察できるのが、大きな楽しみになってきた」との感想が寄せられています。

 同社では、本業として多様な金属工事を手掛けていますが、社内で候補に挙がったアルミ、ステンレス、銅、チタン、ガルバニュームなどの各素材の中でも、もっとも耐用年数が長く、信頼できる素材としてチタンに決定。また、メンテナンスが少なくてすむことも、その有力な理由となっています。

 なお、同社宅は『新建築』2005年12月号・住宅特集でも取り上げられ、「チタンコンテナ」というタイトルで詳しく紹介されています。

■材料データ
外装パネル:チタン t=1.0 ロールダル仕上
パネル裏下地:SUS304 t=1.5 未研材
取付下地:スチールアングル(電気メッキ+サビ止め)全てボルト・ナットによる締付け施工


サンコーリペア株式会社
http://www.geocities.jp/sankoripea/




 
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