チタン屋根「横一文字葺」(カバーレス横葺き屋根材)を採用した、
那須野が原博物館がオープン
2004年4月22日

 新日鐵製「AD09アルミナブラストチタン」を屋根材に使った那須野が原博物館(栃木県那須塩原市三島 TEL0287-36-0949 http://www.city.nasushiobara.lg.jp/hakubutsukan/)が、2004年4月にオープンしました。

 アルミナブラストチタンは、チタンの表面にアルミナを吹き付けて高級瓦と同等の光沢を生み出した新日鐵の独自開発商品。チタンの高耐久性と相まって、その美しい質感が好評です。

 屋根には、株式会社忠技研が開発した「美段35-250タイプ」(特許取得済)を採用。チタン屋根施工で豊富なノウハウを有する日本鐵板株式会社が施工を担当し、高級和風建築でおなじみの「横一文字葺」の優雅なイメージを実現しています。

 建設は西松・万・本田JV、設計監理は株式会社松田平田設計。「博物館は那須野が原の豊かな大自然がロケーション。チタン屋根は緑の中にあって、緑と対立せずナチュラルにとけ込みながら、屋根のディテールを表現できる」とチタン屋根材採用に踏み切った経緯をコメントしています。

 同博物館は、「那須野が原の開拓と自然・文化のいとなみ」をテーマに、歴史・民俗・考古・美術・自然分野を対象とする総合的な博物館として活動を開始。地域の遺産を後世へ伝えるとともに、教育・文化の発信基地として、世代を越えた交流の場となることを目指しています。

 メンテナンスが不要で100年建築の夢を実現する新日鐵のチタン建材。同博物館をはじめ恒久的な耐用が要請される公共建築で、その採用が進んでいます。

 
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