浅草寺・本堂屋根の改修工事が全国に生中継。
チタン瓦の耐震性、意匠性がクローズアップされました。

NHK総合『おはよう日本』(2009年12月14日)
2009年12月14日、NHKの朝の人気番組『おはよう日本』で、浅草寺・本堂の改修工事の模様が中継され、チタン本瓦を使った屋根葺き替え工事の現場風景が全国に放映されました。

いろいろと話題性が高く、多くのメディアが注目している本工事ですが、今回の中継のテーマは「安全性」。
「改修工事で地震対策」をタイトルに、1958(昭和33)年の本堂再建後50年で初めてというこの大改修で、その目玉として屋根に地震対策を施されたことがクローズアップされました。

そして、
●総数が約7万3000枚にも及ぶ土瓦を、見かけは普通の日本瓦のようでありながら、実は重さは1枚が100グラムという軽量なチタン瓦に替えることで、屋根全体の重量が軽くなる。屋根が軽くなると大地震が起きたときの揺れが抑えられ、耐震性がグッと高まる
●チタン瓦は1枚1枚、木の土台に釘で打ち付けるので落下防止にもなる
などの内容が、チタン瓦と土瓦の比較映像や、実際の作業風景の映像などを交え、臨場感豊かに紹介されました。

また、耐震性の話題のみならず、すでに葺き上がった屋根面の状態もカメラがとらえ、
●3色の瓦を使って見た目に濃淡を出すことで、日本瓦独特の風合いと重厚感を出す
といった意匠面での工夫も、併せて紹介されました。

浅草寺・本堂の改修工事は、2010年11月末の完工予定ですが、工事中も通常通り参拝ができ、2010年の初詣も例年通り行われます。
関係者一同、「地震に強い浅草寺をつくっていきたい」との抱負の下、ご参拝の方々への安全に細心の注意を払って施工にあたっておりますので、みなさまもお是非お出かけください。

なお、当サイトでは、浅草寺様へのインタビュー記事も掲載していますので、こちらも併せてご覧ください。