大阪美術倶楽部の新茶室屋根に
端正なチタン一文字葺。
2008年3月7日

商都大阪の中心地、豪商で知られた鴻池家本宅跡に位置する大阪美術倶楽部に新茶室が完成。
その屋根が新日鐵チタン一文字葺で施工されました。

チタン屋根の普及とともに、施工技術もレベルアップしていますし、また、現場からのニーズを受けて、新日鐵でも施工性にすぐれたチタン材の開発を続けています。
こういった積み重ねを背景に、この新茶室の屋根も非常に端正に仕上がっています。

近年、瓦の釉薬と酸性雨の影響で銅製の谷樋が腐食するという現象が目立っていますが、本物件では瓦葺部分の谷樋にもチタンが使用されているため、谷樋部分が雨漏りするという心配もありません。

大阪美術倶楽部は、全国に知られた書画骨董類の展覧・交易の会場であり、明治43年以来の伝統を誇ります。
また、設立以来、催事の際にはよく茶会なども催されてきたという歴史があります。


■物件データ
大阪美術倶楽部
・住所:大阪市中央区今橋2-4-5
・施主:株式会社大阪美術倶楽部
・設計:大林組一級建築士事務所
・建設会社:(株)大林組
・施工会社:瓦寅工業株式会社、桑原板金
・使用材料:アルミナブラスト(AD03)板厚0.3ミリ
・施工面積:70平方メートル


 
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